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テクノロジーで社会構造を更新し、みんなの心に余白をつくる。

功績を自慢する時代は終わり、「人生の豊かさ」を問う時代がはじまりました。

誰かが決めたルールやものさしから自由になり、本当は欲しかった「余白」を手にいれること。

ひとりひとりの心に余白をつくり出すことで、みんなを、世界を、必ず豊かにしていきます。

どんな世界を作りたいか

どんな世界を作りたいか

仕事がしっかりと早く片付いて、お金の心配や仕事のストレスもほどほどに、夕日を見ながら帰り道についスキップしてしまうような世界であって欲しいです。

電車が遅延したくらいでSNSに文句を書いてしまうような、家庭で「家事手伝ってよ!」と言われてイライラしながら手伝いをしてしまうような、そんな心の貧しさから少しは解放された人が多い世界であって欲しいです。

しかしそんな豊かな世界を民主化することは簡単ではないと感じています。

そもそもホモサピエンス(賢いホモ族)はとても賢い生き物です。歴史上、全ての生物種は戦争・飢餓・疫病と戦ってきたわけですが、ホモサピエンスはこれを集団で解決する優れた知性を持っていました。

その中でも、株式会社と資本主義という発明は非常に強力で、経済発展と技術革新によりこれらの課題を解決しつつあります。その過程では、物質的な豊かさや技術発展が心の豊かさに直結しやすい時代だったと言えるはずです。

そしていよいよ最近では、先進国の物質的な豊かさは満たされ、概ねこれらの課題は解決されたように見えます。今では飢餓や戦争で亡くなる人よりも砂糖の食べ過ぎで亡くなる人の方が多いくらいです。

にも関わらず、株式会社と資本主義は引き続き利益を最大化する目的で動き続けています。

ある意味、物質的な豊かさによって戦争・飢餓・疫病を攻略するというゴールを達成したとも言える資本主義は、次のゴールがない中で形骸化しながらも肥大化しているように見えます。懸命に働く労働者は、利益を拡大したい株式会社から、どんどん必要の無いものを販売され、給料は辞めない程度の最低限までコストカットされ、税金や社会保険でも集中狙いで搾取されています。

資本主義のおかげで生命を脅かすような危機は排除されてきたので、死ぬ危険は格段に下がりましたが、資本主義のおかげで懸命に生きていても幸せになる難易度が上がっていく時代に入ったと言えるかもしれません。

これは手段と目的が入れ替わっています。元々僕たちは、豊かに生きるために資本主義を発展させたはず。しかし今は、資本主義を発展させるために豊かに生きることを犠牲にしています。

僕は資本主義が一通り発展し終えて、高原に軟着陸しようとしているからこそ、今一度、豊かさについて向き合うべきだと思います。

だからまず僕は、みんなが豊かさについて向き合うための余白を作りたいし、豊かだと思える時間を増やすための余白を作りたいです。

仕事のために生きるとか、将来のために過度に今を我慢するなんて息苦しい世界観からみんなで少しアップデートしたいです。

まとまった時間で、大自然を散歩したり、行ったことのない世界を覗いてみたり、友達とゲームに没入したり、好きな詩を書いたり、仕事のことは忘れて、将来の不安も忘れて、過ごせるような十分な余白時間を作るべきだと思います。

仕事自体も、やりがいのあることをできるウェルビーイングな世の中になっていくべきだと思います。

そんな世界を実現したいので、sattoを開始します。

平岡 拓

事業責任者

僕がテクノロジーを好きになったのは、ノーコードツールを使って仕事をサボれた時でした。そこからは、テクノロジーで働く人をもっと豊かにできると思い、国産ノーコードツールのPdMを経て今sattoを始めました。

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本稿は、HTN理論を提案し、生成AIを普遍化させるための考え方を整理するものである。まず、生成AIを単なる生産性向上のためのツールとしてではなく、幸福度(GNH)を最大化する技術として捉え、マジョリティの能力格差を縮小することを主張する。また、労働者個人の成長に依存せず、生成AIの実用化に向けた段階的アプローチとスキルの集積について論じるとともに、生成AIが社会に浸透するための障壁と、その突破に必要な要素技術を考察し、感情的負担の軽減やインセンティブ設計の重要性について触れる。最終的には、生成AIを活用してより豊かな社会を実現するためには、資本主義のOSからポスト資本主義への転換が不可欠であると主張する。