アイデアはあった。スライドにする工程だけが、ずっと重たかった。
情報・通信


- 企業名
- 株式会社セイノー情報サービス
- 業種
- 情報・通信
- 従業員数
- 491人
主な活用シーン
AI活用
業務効率化
株式会社セイノー情報サービス(SIS)
1984年、西濃運輸の電算室を前身に設立されたセイノーホールディングスの100%子会社。
WMSをはじめとする物流システムを幅広い企業に提供するITベンダーだ。
「BRAIS※」を旗印に物流DXを推進し、2025年には「物流業界初」のAIエージェントとしてソフトバンクと共にLOGISTICS AGENT(https://www.siscloud.jp/logistics-it-cloud/solution/logistics-agent/) の開発をスタートした。
人手不足が加速する物流業界の課題に、テクノロジーで正面から向き合っている。
※BRAISとは、Big data、Robot、Ai、IoT、Sharingの頭文字を取った造語
── まず、事業開発室のミッションを教えてください。
私たちは西濃運輸グループのITシステム会社ですが、売上の7割以上は外部のお客様向けなんです。倉庫内の在庫を可視化するWMSや、物流オペレーションの効率化システムを、グループ外の企業にも広く提供しています。
ただ、物流業界全体で人手不足が深刻になる中、お客様から求められるものが変わってきました。
「人を支援するシステム」だけでなく、「人がいなくても動く仕組み」——ロボットやAIによる自動化です。そしてそのニーズに応えるために新設されたのが事業開発室です。
営業・コンサル・研究開発など各領域のエキスパートが集まって、AI・ロボット技術を核にした新規事業の骨格を作り、推進していくのがミッション。社内のコンダクター的な立ち位置ですね。

──satto workspace検証前、資料業務においてどのような課題がありましたか?
本来は事業のアイデア出しや、ナレッジの資料化に集中したいのですが、業務時間の半分近くが資料作成に取られていました。
特につらかったのがビジュアル化の部分です。AIの登場によって、戦略を練りテキストにまとめるところは速くなった。
でも、それを「どのレイアウトで、どの色で、どんな図解で見せるか」。そこで毎回詰まるんです。1本の資料のビジュアル化だけで、1時間ほどかかってしまう。
思考や構想、アイデアをスライドにする工程で、時間が根こそぎ持っていかれていました。
── 他のAIツールでは解決できませんでしたか?
ChatGPTなど複数のツールを試しましたが、現場への定着に壁がありました。「ツールを開いても、最初に何を入力すればいいかわからない」という問題です。
AIリテラシーの高いメンバーは使いこなせる一方、普段AIに触れていないメンバーは最初の一歩でつまずいてしまう。
AI活用によってチーム全体を底上げしたいのにできない。そのもどかしさがずっとありました。
── satto workspaceを使ってみて、他のAIツールと何が違いましたか?
「アシスタント機能」が決定的に違いました。会社名・打ち合わせの背景・目的をガイドに沿って入力していくだけで、資料の骨格が自動的に形成されていく。
「何を入力すればいいかわからない」という問題をガイドが丸ごと引き受けてくれるんです。AI活用の入口が見えてきた感覚でした。
satto workspaceの検証に新入社員を加えてみた時も印象的でした。
業務知識が浅い分、先入観がなかったので、ガイドに沿って操作するだけで一定のアウトプットを出せた。リテラシーに関係なく、AIを活用しやすい環境が整っている。そういうツールだと実感しました。
── 導入後、どんな変化がありましたか?
「今まで手が届かなかったことができるようになったこと」ですね。たとえば商談後の議事録は、これまで箇条書きのまま共有していました。
それをsatto workspaceを活用してビジュアル化することで、「ちゃんと考えてくれた」という印象を与える。営業活動における信頼の積み重ねに直接つながる体験ができたと思います。
チームとしてAIに触れる機会ができたこと自体も大きかったです。
「GPTを使ってみろ」と促されても個人任せだったAI活用が、ソフトバンクCSチームによる週一回の活用相談会などによって、チームとしてAIに触れる機会になったという声も多くありました。

── 最後に、satto workspaceを一言で表すとどのようなツールでしたか?今後期待することも、あれば教えてください。
AIに慣れていない人でも気軽に触れるサービス。
UIもシンプルですし、アシスタントというものがあることで、AIリテラシーに限らず、使い勝手の平準化ができると思っています。
今後satto workspaceに期待することとしては、ベテランメンバーが持つ専門的なナレッジを、組織全体が使える知識として蓄積できるサービスになること。
例えば営業であれば、ベテランが積み上げてきた資料をナレッジとして蓄積し、その資料を他の営業向けに自動作成してくれる。
そんなノウハウをsatto workspaceを通じて資料という形に落とし込めれば、一気に横展開できるようになります。
チーム全体の知識を蓄積する——そのような未来を描けるサービスになれるよう、期待しています。




