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sattoでスキルを作る(上級編):API連携で天気予報&アドバイススキルを作ろう!

初芝賢
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さっと要約
sattoは外部APIと連携したスキルを作ることも可能です。 世の中にある便利なAPIと連携することで、その拡張性は大きく上がります。 この記事では天気情報を取得するAPIと連携し、指定した地域の天気情報とお出かけのアドバイスをしてもらえるスキルを作成します。 実際に作ってみて、その可能性をぜひ実感してください!
1.スキル作成の準備をする
まずは、スキル準備をしていきましょう。
1.1. sattoの起動とマイスキル画面の表示
sattoアプリを起動し、マイスキル画面を開きます。

1.2. スキル作成の開始
マイスキル画面の右上にある「スキルを作成する」ボタンをクリックし、スキル作成画面に切り替えます。

1.3. スキル基本情報の設定
スキル作成画面で、スキル名を入力します。
例)「天気情報&アドバイススキル」
2.緯度経度取得プロンプトの作成
まず、天気情報を取得するために必要な緯度経度を、地域名から取得するプロンプトを作成します。
2.1. 入力パラメータの追加
sattoの編集画面で「パラメータを追加」を選択し、地域名を入力するためのインプットパラメータを追加します。

パラメータ設定
- ラベル名: 地域名
- パラメータの説明: 現在の天気情報を取得したい地域名を入力します。
2.2. Open-Meteo APIについて
今回は、Open-Meteoの天気予報APIを利用します。このAPIは、緯度(latitude)・経度(longitude)を指定することで、その地域の天気情報を返してくれます。
以下のAPIリクエストURLのlatitude・longitudeに、天気情報を取得したい地域の地域の緯度・経度を代入します。
APIリクエストURLの基本形
- latitude: 緯度
- longitude: 経度
- daily: 取得したい天気情報 (最高気温、最低気温、降水確率)
- forecast_days: 予報日数 (今回は1日)
リクエスト例 (東京)
たとえば、東京の緯度・経度は35.6895・139.6917です。
この場合、リクエストURLは以下のようになります。
レスポンス例 (東京)
すると、以下のような形式で天気情報がレスポンスされます。
{"latitude":35.7,"longitude":139.6875,"generationtime_ms":0.0400543212890625,"utc_offset_seconds":0,"timezone":"GMT","timezone_abbreviation":"GMT","elevation":40.0,"daily_units":{"time":"iso8601","temperature_2m_max":"°C","temperature_2m_min":"°C","precipitation_probability_max":"%"},"daily":{"time":["2024-11-28"],"temperature_2m_max":[16.5],"temperature_2m_min":[8.2],"precipitation_probability_max":[0]}}
2.3. 緯度経度取得・URL生成プロンプト
インプットパラメータに入力された地域名を元に緯度経度を取得し、APIリクエストに必要なURLを生成するプロンプトを作成します。
プロンプト設定
{{地域名}} の緯度と経度を取得し、以下のURLの(latitude)に緯度を、(longitude)に経度を代入してください。その後、代入後のURLだけを出力してください。日本語は一切含めないでください。
・URL
{{}}で囲まれた箇所は、「 / 」で変数を呼び出します。
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3.天気情報取得アプリノードの追加
次に、作成したリクエストURLを使って、Open-Meteo APIから天気情報を取得するアプリノードを追加します。
3.1. アプリノードの設定
- 「アプリ選択」で「カスタム」を選択
- リクエストURLに、先ほど作成したAIノードの「AI出力結果」を代入(「 / 」で呼び出します)
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これで、指定した地域の天気情報をAPIから取得できるようになりました。
4.天気情報整理・アドバイスAIノードの追加
取得した天気情報は、そのままではデータとして読みづらいため、AIを使って情報を整理し、外出時のアドバイスを生成するノードを追加します。
4.1. AIノードの設定
直前のアプリノードの出力結果を受け取り、その内容を元に天気情報をわかりやすく説明し、外出時のアドバイスを生成するプロンプトを作成します。
プロンプト設定
以下は {{地域名}} の天気データです。これを元に、 {{地域名}} の天気情報をわかりやすく説明し、その後外出時のアドバイスをください。
## 天気データ
{{アプリ実行結果}}
{{}}で囲まれた箇所は、「 / 」で変数を呼び出します。
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5.出力設定と実行
これでスキルは完成です。保存して、実際に実行してみましょう。
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6.まとめ
今回は、sattoとOpen-Meteo APIを連携させて、天気情報を取得し、それに応じたアドバイスを提供するスキルを作成しました。このように、sattoはAPIと連携することで、さまざまな機能を拡張し、より便利で実用的なスキルを開発できます。ぜひ、皆さんも独自のスキル作成にチャレンジしてみてください。

初芝賢
AI×業務効率化を愛するマーケターです。