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sattoでスキルを作る(中級編):GoogleAPI連携でスプレッドシートに保存するスキルを作ろう!

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初芝賢

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1.スキル作成の準備をする

まずは、スキル作成の準備をしていきましょう。

1.1. sattoの起動とマイスキル画面の表示

sattoアプリを起動し、マイスキル画面を開きます。

1.2. スキル作成の開始

マイスキル画面の右上にある「スキルを作成する」ボタンをクリックし、スキル作成画面に切り替えます。

1.3. スキル基本情報の設定

スキル作成画面で、スキル名を入力します。

例)「スプレッドシート保存スキル」

2.タイトル入力用インプットパラメータの作成

これから「記録したいことを取り込むと、そのタイトルと内容、要約をスプレッドシートに保存してくれる」スキルを作っていきます。

インプットパラメータ・AIノード・アプリノードをそれぞれ順番に作ります。

2.1. 入力パラメータの追加

タイトルを入力するためのインプットパラメータを作成します。
まず、「パラメータを追加」をクリックします。

2.2. 入力パラメータの設定

以下のようにパラメータを設定します。

パラメータ設定

  • ラベル名: タイトル
  • パラメータの説明: 記録したい内容のタイトルを入力します
  • 入力例:議事録作成のコツ
  • 初期値オプション:AIに考えさせる

初期値オプションを「AIに考えさせる」とすると、「パラメータの説明」の内容にのっとり、AIが初期値を作成してくれるようになります。
例えば議事録の書き方に関するノウハウを取り込んだときは、タイトルを自動で「議事録の書き方」のように設定してくれます。

要約用AIノードの追加

次に、取り込んだ内容を要約するためのAIノードを作成していきます。

3.1要約用プロンプトの生成

「取り込んだ文章を要約する」と入力し、「生成/修正」ボタンをクリックします。

すると、取り込んだ文章(コンテキスト)を要約するプロンプトが生成されます。

3.スプレッドシート書込み用アプリノードの追加

次に、タイトル・取り込んだ内容・要約をGoogleスプレッドシートに書き込むアプリノードを追加します。

3.1. アプリノードの追加

以下の「+」ボタンからアプリノードを追加します。

3.2パラメータの設定

以下のようにパラメータを設定します。

パラメータ設定

  • アプリ選択:Googleスプレッドシート
  • コネクション設定:デフォルト
  • テンプレート:Googleシート-シートの最後の行に追加

テンプレートまで入力したら、「生成」をクリックします。

すると、後半のパラメータが自動で生成されます。

コネクション設定

上記「コネクション設定:デフォルト」については設定>連携アカウント画面でデフォルトに設定したアカウントが利用されます。今回ではGoogleスプレッドシートでデフォルト連携されているアカウントがコネクションとして選択されることになります。

3.3リクエストURLの設定

自動で設定されたパラメータについて、一部追記・修正していきます。

「SPREADSHEET_ID」に、保存先となるスプレッドシートのIDを入力します。
スプレッドシートIDは、スプレッドシートのURL内の /d/ と /edit の間に挟まれている部分を見ればわかります。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/XXXXXXXXXXXXXXXX/edit?gid=0#gid=0


また、出力先のシート名を指定する修正も必要です。
以下の部分を「シート1」などのように修正しましょう。
values/(シート名を入力)!A:Z:append

最終的なリクエストURLは以下のようになります。

https://sheets.googleapis.com/v4/spreadsheets/(スプレッドシートIDを入力)/values/(シート名を入力)!A:Z:append?valueInputOption=RAW&insertDataOption=INSERT_ROWS

3.4.Bodyの設定

最後にBodyを入力します。
このBodyの内容がスプレッドシートに保存されることになります。

ここではタイトル・要約した内容・取り込んだ元の文章がBodyに入力されるようにします。
「新しいデータ1」を「インプット.タイトル」に、「新しいデータ2」を「AI出力結果」に、「新しいデータ3」を「コンテキスト」に差し替えましょう。
これらの変数は” /”から呼び出せます。

最終的なリクエストURL・Bodyは次のようになります。

4.出力設定と実行

これでスキルは完成です。保存して、実際に実行してみましょう。

無事にスプレッドシートへ保存できたら完成です。

5.まとめ

今回は、sattoとGoogleスプレッドシートのAPIを連携させて、取り込んだ情報とその要約をスプレッドシートに保存するスキルを作成しました。
このように、sattoはAPIと連携することで、さまざまな機能を拡張し、より便利で実用的なスキルを開発できます。
ぜひ、皆さんも独自のスキル作成にチャレンジしてみてください。